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白状すると、私ギーコは特別に動物が好きというわけではない
子供の頃は犬も猫も怖かったし、動物に関して楽しい思い出というと、特に心当たりがない
ではなぜ、お馬さんに会いに行くイベントを企画しているのか
毎月毎月、夏はカンカン照りの猛暑の時も、冬は雪が降り積もる極寒の日まで
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Sott Sottを立ち上げた当時(2021年)、イベントといえば居場所「たんぽぽ」とお散歩「てくてく」だけだった
屋内で静かに趣味の作業等をしてのんびり一緒に過ごす
また別の日には
外へ出て、季節の気候や風景を楽しみながらゆっくり歩く
個人的にはその2つで十分なのだが、
参加してくれるみんなを見ていると
すごくお料理が上手だったり、
実は声優になりたいというオモイを抱いていたり、
動物が大好きだったり、美術鑑賞に興味があったり、将棋が強かったり三味線弾けたりイラスト描くの写真撮るのプロ級だったり…と、どんどん出てくる!
みんなの好きなこと得意なことを活かしたイベントを企画して、Sott Sottをもっともっと有意義な場にしていきたい
仮に私が苦手なことであっても、思い切って企画すればみんな思い思いに楽しんでくれるはず…
そう考えた私は早速、友人が弘前馬術協会の会員だったことがご縁で馬術協会に毎週通い始めた
馬は怖くて触れないが、馬房のお掃除やお馬さんの道具を洗うくらいだったらお手伝いできる
まずはお馬さんのいる場所を自分で体験し、自分の目で見て肌で感じてみよう
そうしているうちにインストラクターの先生とも親しくなり、また他の会員さん達とも知り合っていった
そうやって1年以上が経ったころ、ここ弘前馬術協会さんへSott Sottのメンバーで見学にお邪魔させてもらえないだろうかと先生にお願いし、今に繋がった
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今でもやっぱり、根は動物にはそんなに興味がない私の性分は変わらないのか冷めた態度が出てしまう時もある
そんなとき、イベント参加者のみんなの動物と触れ合ってイキイキとした姿、猫や犬に対する愛情に気づきハッとさせられる
私はこうやってイキイキ過ごしているみんなに会いたくて、せっせとイベントを企画していたはずじゃないか
みんなは動物のどんな姿に惹かれているのか、そこを共有していけば、それは私の喜びや豊かさに繋がっていくだろう